● 「ふくろう小道」
セントラル・ストリート(Central Street)の「ALDI」フードストアの駐車場に車を置いて、ビゲラ・クリークの上流散策に出かけることにする。

● 「ALDI」food store
上流散策の出発点はガバーメント・ロードになるが、そこまではクリーク沿いの遊歩道を行くことになる。
この道は先の「クリーク散歩 その3」の折り返しで戻ってきた道。
それを今度は逆に歩くことになります。
距離的には250mほどか。
ビゲラ・クリークでもっとも野鳥が多く、フラットで歩きやすい遊歩道です。
クリークを挟んで左右ありますので、周回で500mほど。
私が朝夕の散歩をしているのが、この道になります。
そして現在、この道に今日まで9日間居続けているのが Southern Boobook:サザンブーブック(フクロウ)。
よって、今では「ふくろう小道」と呼んでいます。
もし、ふくろうがいなくなったら、「いないない小道」だろうか。

● フクロウの木(左のこんもりした木)
フクロウがいるのは上の写真の左側の木。
ちょっとのぞいてみるとこんな具合。
ツガイでいます。

これは、先ほど撮った写真ですので、この稿を書くにタイミングがよかったということになります。
ちなみに、ここを散歩するとまとわりついてくるのが、このカラス。
いやなヤツ。

下の写真はその巣だろうと思われるもの。

場所はフクロウの木の写真で、中央にひときわ高い木になります。
この高い木の下にあったのが、これ。
ワグテイルの巣。


今や、巣のあった枝には、巣の名残りすら感じられない。

また、高い木の前にある民家のにあるのがこの木。

いまは青々を生い茂っているが、以前はスカスカ。
そこにせっせと巣をつくろうとしたのがピーウイー。
が、あまりにもみえみえの場所。
ついにピーウイーも巣作りを放棄してしまった。

下は、その放棄された巣の今の姿。

十分緑にかこまれて、この季節に巣作りをすれば、やめることもなかったろうに。
先ほど運よくとれたのが、下のガイコツ鳥。


クリーク対岸の遊歩道はこのガイコツ鳥(ノイジー・フライアーバード)が多い。
鳴き声がうるさい。
よって昨今は「ガイコツ通り」と名づけている。
なを、この鳥と同じようにその道で多いのがコモン・マイナ。
夏に入ったこの時期、鳥の姿はめっきり少なくなったが、この部分のクリークでまちがいなく見かけるのは、ヤマバト(キジバト)であろう。
鳩は夏に強いのかもしれない。
数分歩くと、ガーバメント・ロード(Government Road)に出ます。
「ビゲラ・クリーク散歩」ではここで折り返しています。
よって、この道路の向こう側から上流散策が始まります。
向こう側の右側にカラー鉄板の塀が見える。
ここが上流への出発点になります。
この奥に散歩道が続いています。
ガバーメント通りの左向こうの3つのネットフェンスのうち中央のちょっと背の高いフェンスの下がクリークになりますが、そこにあるのがピーウイーの巣。

卵が孵化せず、放棄されることになった巣です。

ネットフェンスの隙間からレンズを入れて撮った今の巣です。

まったく壊れることなく、そのままの姿で凛としています。
「匠の技」です。
<つづく>
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