

● 中央右端の白っぽい長ひし形が「ALDI」
左側上の三角形の緑が自然林
その右、右上から左下への白い線が大土塁
「ビゲラ・クリーク散歩 その3」を書いたのが8月19日。
3カ月半も前のことになる。
その後、すぐにクリーク上流と自然林(水源)を書くつもりであったが、なんやかやと延びてしまった。
写真等はすでに用意してあったが、それはその頃のもの。
8月といえばこちらでは冬、今は12月で夏。
まるで正反対の気候になってしまった。
8月の写真をベースに、最近撮った写真と比べながら見ていきます。
注).
写真は撮り溜めてあったものをその場所にあわせて使っています。
撮影した時間で、朝夕の陽射しが変わります。
また進行方向に撮ったもの、振り返って撮ったものなど混合して使っていますので注意してください。
上の航空写真に合う地図を切り出しておきました。
中央右端の白っぽい長ひし形が「ALDI フードストア」の場所で、写真はその工事中の敷地を撮ったものになりす。
そこからクリーク沿いに、くねくねいびつなどんぶりような湾曲を描いて、写真左側の緑のでっぱりをスパッツとナイフで切ったような線に見える大土塁(おおどるい)まで行きます。
まず、ガバーメント・ロードからクリークの右岸の散歩道に入っていきます。
google map なら「Morinda way,Labrador QLD」と打ち込んでください。
上右側の「ガバーメント・ロード」のカタカナの「ロード」の字の下あたりから下に延びている線がクリークで、その左側の木々と住宅地の境がその散歩道となります。
お椀型に下って上って、再度「Goverment RD」を横断し、少し行くと「4号線 オルセン・アベニュー:Olsen Ave」にぶつかります。
この道路の反対側は写真でみるように大きな保全緑地になっており、その向こうに大土塁が鎮座している。
ここを目指します。
ガバーメント・ロードから入ってガバーメント・ロードに抜けるお椀の底のような部分は、このコースでは最もユニークなところ。
横に民家の塀がありながら、ちょっとしたジャングルチックな気分に浸れる。

下の写真は、夕方、振り返って出発方向をみたもの。
夕方の写真の方が、陽があたってクリーク側が見やすい。
歩き始めたら、スーとやってきたのがこの鳥、ブルーフェース。
だがね、この悪人ズラに
「歓迎!」
なんていわれてもねえ。
そんなことは一言も言ってねえ!
失礼。

ここはクリーク沿いに高い木が立ち並び、木々の間にツタが緑の幕を作っている。
これがなかなか見事。
野性あふれる趣をかもし出している。
反対側は住宅の近代的な塀なのだが。
このグリーンウオールために、小さな鳥は鳥は見かけない。
ロリキートサイズより大きい鳥になってしまう。
ここにブラウンハニーイーターサイズの鳥がいないわけではない。
対岸を歩けばうるさいほどのさえずりが聞こえる。
この幕が鳥の大きさを分けているような感じがする。
その先にあるのが、広い空地(上は8月の写真、下は12月の写真)。
ただ残念なことにその中央に雨水排水溝が通っている。
といってもただ凹地になっているだけだが。
これがあることによって、せっかくの広場が二分されてしまっている。
コンクリートパイプでも埋め込んで整地すれば、風情がでるのだが、と思うのだが。
実際、下流側にはそういう広場がある。
クリークに計測装置らしき金属棒が設置されてあるところだ。
枝を広く張り出した木々が植えられ、野鳥がいろいろやってきていた。
ここもそうしたらいいのにと思うが、近くの住民の散歩道程度で、さしたる要望もなく、人の通りのあるところではないので、合わないのだろう。


その空き地の木にいたのが、クカバラ。
引っ越してきた当初はまるで見かけなかったので、ここにはいないのかなと思ったが、3カ月ほどして姿をみてから後はあちっこっちで頻繁に出会うようになった。
ブルーフェースはすぐに飛んでいってしまうが、クカバラは気長。
とてもお付き合いはしていられない。
人の眼は自動的に調整してくれるがカメラはそうはいかない。
朝方は影になるためなんとなく暗い。
西日がさす夕方のほうが、写真のイメージはいい。
下は、振り返って撮ったもの。
先に進む。
上下の木肌が赤いのは最近撮った写真。
同じ場所で8月だと下のような木になる。
色合いは夕日の関係です。
向こうに遊歩橋が見えてくる。

このクリークには2つの遊歩橋がかかっている。
この橋は第一遊歩橋である。
google map では Morinda way に Telopea St がT型に交差している場所の下にかかっている橋になる。

● 第一遊歩橋
mapでわかるように、この橋の先には「チャーンパーク・パーク」という公園があり、そこにサッカー場とホッキー場があり、ここへ通うための橋である。
橋の右斜め下にあるのが、下のホッキークラブである。

google map でみると、この2つの正式コートの緑がいやに目にしみる。
このコート人工芝ではない。
それにしてはこの緑はすばらしい。
日に1度はコートの横を散水車が走り、たっぷりと水を撒いている。
贅沢この上ない。
注).
ホッキークラブの前を通り過ぎて、クリーク沿いを下流に向かう(対岸を戻る形になる)と、工事サイトを抜けて、出発点となったガバーメント通りに出ますが、フェンスで区切られた工事サイトを抜ける(フェンスの一部が開いていて通り抜けできるようになっている)ため、あまり景観はよくありません。
橋からいま来た散歩道を振り返ってみる。

第一遊歩橋を後にする。

<つづく>
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