2009年12月25日金曜日

続・クリーク散歩.7 水源へ

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● 航空写真&地図



 いよいよビゲラウ・ウオーター・クリーク:Biggera Waters Creek の水源へと向かいます。
 またその後、自然林を縦断します。
 写真は12月のもに、8月のものを合わせながら使っていきます。

 車はセントラル・ストリートとオルセン・アベニューの角にあるパークウッド・ショッピングセンター:Parkwood の駐車場にとめます。
 地図では右端真ん中上のメール印の場所に当たります。


● オルセン・アベニュー沿いにあるパークウッド・ショッピングセンター

 水源は地図の逆三角形の左尖った部分あたりになりますが、航空写真ではそこまで写っていません。
 google map では「Jessica Ct, Arundel QLD」と打ち込み、地図が出たら航空写真をロードすると自然林が出てきます。
 
 オルセン・アベニューから地図でみる逆三角形の底辺部分、航空写真でみる弓形の右側部分を矢の方向に行くと、大土塁の北端に出ます。
 ここが出発点になります。


● 大土塁北端:出発点

 コースは2つあります。
 ひとつは弓の左側を下っていく方法。



 上の写真は大土塁を背にして撮ったもの。
 弓と矢が交差するところで、右側から上ってきたことになります。
 これを左側に下っていくコースとなります。

 もうひとつは自然林側の土塁を降りていき、中央の広場らしきところから、土塁に直角に入っていく方法です。





 大土塁の裾を下っていくと真ん中あたりに、写真のような広場らしきところに出ます。
 そこに1本真っ直ぐに小路が突き刺さるような感じで自然林の奥へ延びています。


● 大土塁の上から撮った広場と小路

 実をいうとこの2本のコースは、この小路を少々いったところで合流してしまいます。
 よって、まずは初めのコースから入って、復路はこの小路から大土塁へ出てくることにします。



 左手上が大土塁。
 奥に見えているのが弓の左側部分にあたり、そこを進みます。
 そしてしばらくいくと、合流地点に出ます。
 左手奥に見えているのが、大土塁です。



 いよいよここから自然林となります。
 中央の木を挟んで、左の道と右の道に別れます。
 左の道を行くと水路にぶつかり、それに沿っていくと自然林縦断という壮挙が成し遂げられます。
 小道ができており、ものの15分ほどで、その壮挙となるのですが、もしこれが冬場なら、ここは通らない方が無難です。



 今は12月。
 地面は乾いて硬くなっており、数多くの人が行き来して、小道ができていますから安心です。
 が、これが8月初め、おそらく6月頃からかと思いますが、地面は水を含んでヌルヌル、草が膝下あたりまで茂っており、道などまるでみあたりません。
 湿地帯に変わってしまうのです。
 夏場にあったであろう小道など影も形もなくなり、ただ広がる草の茂みになります。
 このころ水路には水が流れていますから、水路に出さえすればそれにそって強引に上流に遡れば、自然林を抜け水源に到達できるわけです。
 が、この時期だとその水路がどこにあるのかまったく分からなくなっています。
 夏場に来ていれば、この方向にあるはずだと当たりをつけられますが、もし初めての冬場なら、やめておいたほうがいいと思います。
 と言っても、実際、その時期に来てみれば、決して草薮のなかに突っ込んで行こうという気にはならないと思いますが。

 そこで、まず右側のルートをいきます。
 ここは冬場でも若干、道らしきものが残っていますので、迷うことはありません。
 
 途中でY字になります。



 右へいくと自然林を抜け、民家沿いに大土塁の矢先に出ます。
 左を行きます。
 写真はつい最近撮ったもので、道筋がくっきりあり、ピクニック気分で進めます。



 小道は作業用道路に出て終了します。
 ここにはときどき4WDタイプのトラックが入ってきて、自然林保護の作業をしています。
 ちょうど自然林の際にあたり、右の傾斜面を上っていくと民家にでます。



 自然林を回り込むような形で、自然林の後ろに広がる緑地に出ます。







 見てわかるが、この緑地は窪地になっている。
 民家は土手の上にあり、道路もなだらかに上った緑地の先端部分でレベルが同じになる。
 つまり大土塁を人工的に設け、せき止めたことにより、この自然林は非常時の巨大な溜水地になっているわけである。




 これだけ広大な緑地ですから、遊具施設やベンチ椅子などを設置して、住民のために供したらと思いがちですが、そのためにそれはできません。
 夏場はいいですが、冬場は緑の下は水を喰ったやわらかい地面となります。
 子どもの遊び場にもなりません。
 せいぜいのところ、イヌの散歩くらいにしか使えないのです。
 左奥の方に白っぽく見えるのが道路。
 通常はここが、自然林域の出入り口ということになっています。

 下のパイプドアがそれになります。
 google map なら「ナッパー・ロード:Napper Rd」と書いてある「ナ」の字あたりになります。



 ここが正式の入り口です。
 と同時に、この自然林の終部というか、始部になります。

 いよいよ、水源に向かいます。
 道路に平行に戻るような形で自然林へ向かいます。
 そして、中央の木の下あたりで草がもしゃもしゃしているところがあります。



 ここが、ビゲラ・ウオーターズ・クリークの水源となります。




● 横から見る



 これが水源。

 ここから自然林を通り、大土塁をくぐり、丸パイプ、角パイプを抜けて、クルーザーの行きかうビゲラ・クリークへと変貌を遂げていくわけである。


● この写真の左上の角隅にクカバラがいます。
  クリックしてみてみてください。


 ちょっと分かりにくいかもしれませんので、 芝刈りをした後の写真をあげておきます。


● 水源


● 横から


● 水源:反対横から


● 自然林へ


 ところで、この水源を覗いてみると、ちょろりと水がある。
 で、じっとみていても水面に揺らぎはない。
 つまり、湧き水でもあってそれが水源になっているかと思っていたのだが、山の中ではない普通の場所では水が湧き出るといった現象を期待するほうがムリというものである。





 しかし、この場所直径数mほどの大きさがあり、そこに水が溜まり、草々をいつくしんでいる。
 とういことは、この場所に向けて周囲の地表からしみこんだ雨水が集まってきているということは確かだと思う。
 単なる水路の終端点としての場所だけではないような気がするのだが。




 <つづく>



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