2009年12月13日日曜日

続・クリーク散歩.6 復路


● 復路



 復路には2つのコースがあります。
 1つはクリークの対岸を戻るもの。
 第二遊歩橋までいき、支流の終点を確認して、クリーク沿いに第一遊歩橋からホッキー・クラブの前を通って、工事サイトを抜け、ガバーメント・ロードへ戻るコース。
 2つ目は、セントラル・ストリートとマクミラン・ストリートの間にある緑地帯にしつらえられた遊歩道を散歩しながら、ユーシャー・アベニューに出て、ガバーメント・ロードへ戻るコース。

 ここでは2番目のコースをとります。
 google mapで「McMillan Street,Labrador QLD」と打ち込んでください。
 表示された航空写真のMcMillan Street の上に Central Street が表示されますが、その中間にこの2本の道路と平行するように木立が連なっています。
 これが戻りのコースとなる遊歩道です。
 通称「オルセン・ユーシャー遊歩道:OU遊歩道」
 その部分の写真を載せておきます。

 ボー(弓)の矢に当たる部分が大土塁。
 弓の右先端当たりの右側に水平に上下の道路に挟まれるように真っ直ぐな平行線が見えます。
 これが遊歩道です。
 google map を最大で拡大してみてください。
 左右の民家の塀が延々と続く中を、遊歩道が蛇行しながら流れていきます。
 
 大土塁に別れを告げ、オルセン・アベニューを渡ると遊歩道の入り口が見えます。
 写真は最近撮ったものを主に、8月に撮ったものを加えています。


● 手前の車道はオルセン・アベニュー


● 歩道からの入り口

 下って、上って、そして下ることになります。
 遊歩道の入り口近くにあるのが、この作品。



 歩道のコンクリート打ちが終わったあと、固まらない前にイタズラ書きをする。
 どこでも見られる風景。
 このタイプの顔はいろいろなところで出てくる。
 例えばスターウオーズ、あるいはロード・オブ・ザ・リングスなど。
 最初に見たとき、アッ、と思ったのは「ドラゴンボール」。
 だいたいドラゴンボールは、ピッコロ大魔王をはじめとして、この手の顔のアレンジが多いように思えるのだが。


 今日、ニュースを検索していたら、すごい記事にぶつかった。
『 
2009.12.13 05:04

 人気漫画「ONE PIECE」の最新アニメ映画「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」(境宗久監督)が12日、初日を迎え、配給の東映の初日興行収入史上最高となる約4億円を突破した。
 前売り券でも史上最高記録をマークし、同社関係者も「こんな状況は聞いたことがない」とビックリ。
 興収100億円の大台突破も夢じゃない?!




 ワンピースは30巻あたりまでは読んだのだが、その後は日本からおくられて来ないので見ていない。
 調べてみたら、56巻まで出ているという。
 もちろんナンバーワンは「こち亀」、なんと167巻。 

 この漫画にえがかれている下町風景や古きよき自動車などは子どものころへのノスタルジアをくすぐる。
 ドラゴンボールは42巻とある。

 日本から送られてきたビデオで印象にあるのが、「かすかべ:サトーココノカドー」の「クレヨンしんちゃん」。
 作者は先般、事故で亡くなってしまった。
 人気作家でありながら、葬儀は密葬。
 いいね、こういうの。
 きっとゴクラクへ往かれるだろう。
 「惜しい人を亡くしてしまった


 こちらに引っ越してきたとき、例のムスメから、いやその妹の方かな、送られてきたはじめてのビデオが「クレヨンしんちゃん」。
 日本のものに飢えていただけに、息子と娘に圧倒的人気。
 毎日毎日テレビの前に座り続け、何回も何回も見続けて、全セリフを覚えこんでしまった。
 しゃべりの節回しまで身につけた。
 その二人が、しんちゃんとミサエ口調で、サーファーズパラダイスのど真ん中で大きな声で兄妹会話する。
 これが実にサマになっていた。
 ビックリついでで笑いながら振り返っていたのは、日本人観光客。 
 ちなみに、この兄妹の日本語は、マンガを読むことで学んでいったといっていい。
 ここでマンガを読まない子どもは日本語を学習できない
 ゴールドコースト図書館の日本語ライブラリーにおいてある児童図書などは、ただ、子どもを日本語嫌いにするだけにすぎない。


 話を戻す。
 まず下る、そして上る。



 この頂上付近から大土塁が見える。





 3段シマシマが数日後には、ちんまりと刈られてしまった。

 この遊歩道の木々はさほど多くない。
 が、立地の関係でいろいろな鳥が顔を出す。











 一番多いのがなんといっても、ノイジー・マイナー。
 まあこれ、日本でいえばスズメみたいなもの。
 多くて当たり前の鳥だが。
 上の写真ではレインボーロリキートの上にいます。

 上ってきた道を振り返るとこんな感じ。




 下りに移る。
 といっても全長10分もかからない距離にすぎないのだが。





 遊歩道の終わりに近くなると、実をつける木が多くなる。
 それを狙っていろいろな鳥があつまってくる。
 このあたりではフィグバードが多い。






 これは12月の写真で、フィグバードの赤目、つまりオスである。

 下の写真の木の下が汚れていますが、これ実が落ちたもの。
 8月の写真になります。






 これは胸シマのメス。
 


 この実けっこう大きい。
 実際にくちばしにつまんだのは見たことがある。
 だが、どうして食べるのだろう。
 インコ系なら、片足を起用に使って、食いちぎるということもあるが。
 まさか、丸呑みするわけではないだろうと思うが。
 でもやっぱり、丸呑みしてしまうしか方法があるまい。
 実際にそのようにします。
 それも2,3個と。
 このときのビデオは「フィグバード」の稿に載っています。
 冬場の8月に実をつけるもの、夏場の12月に実をつけるものといろいろのようです。

 遊歩道が終わって右手の坂を上って、下ったところが、スタート地点となったガバーメント・ロードです。





 突き当りがガバーメント・ロード。
 この写真の真ん中にあたるところから、出発しました。
 ぐるりと戻ってきたことになります。

 クリークを下流に向け、ガイコツ通りを行くか、フクロウ小道をいくかで、ALDIの駐車場に戻ります。
 なを、フクロウは12月09日を最後に姿を消しました。
 よって「いないない小道」になっています。



 <つづく>



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[注].少し草が生えてきた大土塁




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