2009年11月15日日曜日

「野鳥カレンダー」を贈る? その2


● UFO出現 [1995年5月 Coombabah]



 「野鳥カレンダー」のほかに、いつものように「犬カレンダー」が入っていた。
 カレンダーはこちらがメインなのだが。
 どういうわけか、毎年イヌである。
 私はイヌが嫌いである。
 ついでにネコも嫌いである。
 好きなのは鳥の写真を撮ることと、かわいらしい野ネズミをとっ捕まえて殺すことである。
 この引越し先の家にもいた。
 ツツーと食卓の前を横切った。
 づうづうしくも、新居人の目の前でである。
 なんとふてぶてしい。
 捕まえようとしたが、逃げられた。
 バニングスへいって幅木材を買ってきて、モノ入れの奥にあった逃げ道をふさいだ。
 しばらく、ガサゴソやっていた。
 静かになったなと思ったら、その裏側にあたる階段下の温水器ボックスの中で餓死していた。
 どうもこの国のネズミは直進一途のようである。

 ここ、イヌだらけである。
 人間の数よりイヌのほうが多い。



 冷蔵庫にイヌの写真が貼ってある(2008年カレンダー表紙)。
 冷蔵庫のドアを開けると、このイヌがにらむ。
 「また飲むの、少しはひかえたら」
 (このイヌ、メスである)
 「おおきなお世話だ、オメエなんぞに言われたくネエ!」



 "イヌは人に意見をしてはいけない"
 と、21世紀の「新平和憲法」に書いてある。
 知らないのか、無知なイヌはこれだからイヤだ。


 同封されていた手紙をコピーしてみます。
 姉のムスメに「プライベートなものは公開しないでください」と怒られそうだが、まあいいだろう。
 ちゃんと、匿名性を維持しているから。


● クリックすると大きくなります


 やはりUFOはいるのである。
 ここはUFO天国だったのである。
 しばらく生活すると、1、2度はUFOに出会うようである。
 ということは「マリーマンのウワサ」は本物といえる。
 あの地上絵は地球人になりすましたUFO人が、母船誘導のために書いたものだというウワサ。
 このコンピューターイラスト、マンガチックでなかなかいい。
 無断でパクッてしまおう。
 

 最後の話題。
 小包に一緒に入っていたのが下の「身の毛もよだつ」(帯カバーにそう書いてある)本である。



 この本、検索してみると google だと「5,550」件という数字が出てくる。
 えらく少ないな、というのがこの数字への率直な感想。
 では、yahoo はどうだろうと思い検索してみた。
 「22,400」件と出てくる。
 この数字比較では yahoo は google に比べて、4倍も「知的レベル」が高い、ということになる。
 と、勝手に判断してしまう。
 身の毛もよだつ本が、知的であるかどうか、理解するのに苦しむところだが。

 なら「野鳥と遊ぶ」はどうだ、と yahoo で検索してみる。
 まるで出てこない。
 やっぱり!
 そうだろうな。
 google でやってみる。
 トップテンに入ってくる。
 この結果からみても、yahoo は「知的なのである」

 wikipedia で調べてみた。
 としたら、

 このウィキでページ「***の口車」を新規作成する

 と、出てきた。
 この文、舌足たらずで意味が分かりにくい。
 wikipedia ではこの本の記事を作成する人を募集している、ということだろうか。

 同じく 著者を調べてみたら、こう出てきた。

 教授職の傍らユーモアエッセイを執筆。
 一見哲学的な深い洞察をしているように見えながら実は論理的に奇妙な文章になっているという、学術論文をパロディ化したような独特の作風。
 そこからついたあだ名が「笑う哲学者」。
 趣味はジャズピアノ。
 ライブで演奏する曲は『ラカンの鏡』『オッカムの髭』など哲学と関係したタイトルになっている。
 漫画家の柴門ふみはお茶の水女子大学での教え子。
 ときおり著書にイラストを描くいしいひさいちは小学校の後輩で、『ののちゃん』の中に「ツチノコ教頭」として土屋を登場させている。
 数学者の藤原正彦と並ぶお茶大の名物教授であり、「自分の答案に成績をつけろ」などユニークな試験問題を出すことで有名。



 ところでである。
 ムスメの手紙にこういう一文がある。


 まったくそうなのである。
 ***教授と同じく、我が家は「圧政下」におかれているのである。
 帯カバーにはハッキリと
 「満身創痍の日々をつづったエッセイ!」
 と、明記してある。


● このイラスト、著者が描いたものだそうです
 「機械は女に弱い」
 女は機械でも男でも、力を加えれば問題が片づくと思っている。
 本当に片付くことがあるから、始末におえない。


 「いろいろあって、いろいろで」ある。
 このムスメ、我が家の見るべきところはちゃんと見ている、ということのようである。
 

● クリックすると「満身創痍の日々」が浮き出てきます


 藤原正彦とは確か「国家の品格」を書いた人。
 なら、この本はさしずめ「教授の不品格」ということになるのだろうか。
 数学者の書いた真面目な国家論に対して、笑う哲学者が書いた「恐怖!!理屈の数々!」の教授論。
 なんたってこの人、あの国立大学の「オチャダイ」の先生である(今、国立大学ってあるのだろうか)。
 上の wikipedia は「お茶大」と書いている。
 正式には「御茶ノ水女子大学」だったように記憶するが。
 アトムを作ったのは「お茶の水博士」だが。
 「可愛い娘をオチャダイに」と願望する国民父母、ならびに国民若年女子憧れの学び舎の先生である。
 まったく国民にとって「不品格な先生」である。


 さてさて、この本の「まえがき」を浚って、限りなく利己的で不毛に近い一稿を終わりとしたいと思います。

 この「まえがき」を読んでいる人は「どうせ買わない」と思うが、本書は「週刊文春」連載のコラムを集めたものである。

 「どうせ買わない」と判断するには根拠がある。
 わたしは本の購買活動を研究してきた。
 とくに、私の本を買わないのがどんなタイプの人間であるかを書店で観察してきた。
 その結果分かったが、買わない人のタイプには3種類ある。

 ①.わたしの本を手にとって読む人。
 ②.わたしの本を手にとっても読まない人。
 ③.わたしの本を手にとらない人。

 この研究成果から、本書を手にとって読んでいる人は「買わない」と判断されるのである。
(注:わたしの研究は最初、どんなタイプの人が買うかをテーマにしていたが、いくら観察しても買う人を目撃できないため、買わない人の研究にテーマを変更したのである。)

 買わない理由はさまざまである。
 なぜ買わなかったか、個別に聞き取り調査したところ、次にような理由があげられた。

●わたしの本の存在を知らなかった。
●著者がわたしだと知った。
●他の作家の本を買うために、わたしの本を買う金がない。
まえがきを読んだ
●不思議に買う気が起きない。
●読むと後悔しそうな気がする。
●古本屋に高く売れない。
●人目がある。
●食べられない。
●自分には未来がある。
●間に合っている。
法事がある

 どうせ買わないと思うが、週刊文春の連載の途中で、コラムのタイトルが「棚から哲学」から「***の口車」に変更になった。
 なぜ変更が必要なのかを担当編集者に聞いたが、「週刊誌全体をリニューアルするから」という答えしか得られなかった。
 なぜリニューアルが必要なのかは不明なままだ。
 新しいタイトルを「***の口車」にした理由も分からない。
 担当編集者に、「なぜ『***の口車』というタイトルにしたのか」とたずねた。
 驚いたことに編集者は、「リニューアルにするから」とは答えず、
  「そのタイトルを選んだのはお前だろう」
 と答えた。

 どうせ買わないと思うが、本書に収録されているエッセイは、学部長をしていた時期に書いたものである。
 こういう仕事はわたしは
 嫌いだ。
 苦手だ。
 不向きだ。
 不適格だ。
 不都合だ。
 不遇だ。
 不手際だ。
 不潔だ。
 不届き者だ。
 不毛だ。
 不良だ。
 不謹慎だ。
 不渡りだ。
 不整脈だ。
 不飽和脂肪酸だ。

 どうせ買わないと思うが、どうせ買わないならせめて次のことをお願いしたい。

 ①.「まえがき」を読んだ感想を人にもらさない。
 ②.本書をできるだけ目立つ棚に置きなおす。
 ③.それとなく人に勧める。
   (「買うと幸運が訪れるらしいよ」とか、「買わないと不幸になるらしい」などと)


 この身の毛もよだつ「まえがきを読んだ」アナタは、この本を「買いますか」、それとも「法事があり」ますか。




 <おわり




注).「***」はおわかりだと思うが「ツチヤ」である。
   なぜ、正確に書かないかというと、しごく正当な理由があるからである。
   google の「スパイエンジン」につかまらないようにするためである。
   なぜなら、正確に書くと1カ月もたたないうちに google の「***の口車」検索で、トップ100に入り、3カ月ならベストテンになること間違いないからである。
   私の背中には黒子のように、スパイエンジンがピッタリ引っついている。
   そのため、何か書くたびに内容が google の CIA本部(通称:GCIA)に報告されている。
   よって、ときどきこのスパイエンジンをからかってやるのである。
   怪人21面相のように、名前を変え、アドレスを変え、文章を伏字にして。
   google 相手なら申し分ない。

「ツチヤワールド」なるものに浸りたいなどと欲求する狂人は、野鳥を愛でてはいけない人なのである。



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◆]. 
 「***の口車」はゴールドコースト図書館の日本語ライブラリーの中にありました。
 ただし、身の毛もよだつ帯カバーはついていませんので、お見のがしなく。
 このライブラリーの一般図書は「文庫本にして、かつ2008年出版された」ものしか置いてありません。
 よってこの著者の本はこの1冊のみです。
 もしあなたが、***・ワールドに身を置きたいという願望を抱いておりますなら、毛もよだつおぞましい他の本は日本からの取り寄せということになります。


◆].25today 社会 - 2009年12月19日
http://www.25today.com/news/2009/12/ufo.php
神とUFOと占星術
信心深いオーストラリア人
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 最新の世論調査で、ほとんどの人が神の存在を信じ、その他にも意外なものを信じていることが分かった。
 12月19日付フェアファクス系紙は、今週初めに1,000人を対象に実施した最新のニールセン世論調査を掲載しており、国民のかなりの人が宗教も超常現象もすべてあわせて信じ込んでいるという結果が出た。
一般にはオーストラリア人は宗教よりも科学を重視する国民と考えられてきたが、半数近い回答者が超感覚的知覚(ESP)を信じ、41%が占星術を信じていると答えた。
 また、これまで思われていた以上に宗教的であることも明らかになり、68%が人格神または普遍的精神の存在を信じている。
ただし、無神論者や不可知論者もかなりの割合を占めており、24%が神も普遍的精神も信じておらず、7%は、「よく分からない」または「まったく分からない」と答えている。
 しかもオーストラリア人の信仰の対象になっているのは神に限らず、その他の超常現象も信じており、たとえば奇跡を信じている人は63%もいる他、死後の生命を信じている人が53%いる。
 天使も人気があり、回答者の51%がその存在を信じている他、ESPなどの心霊能力を信じている人でさえ49%にのぼる。
 また、占星術を信じている人が41%いるかと思えば、UFO(未確認飛行物体:空飛ぶ円盤などの存在)を信じている人が34%、魔女の存在も22%が信じている。(AAP)


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