● ビゲラ・クリーク散歩出発点:ラブラドール遺産ウオーク No.15
ビゲラ・クリーク(Biggera Waters Creek)散歩のスタート地点は、ラブラドール遺産ウオークの「No.15」横のクリークにかかった橋であり、そこから始まります。
場所は「Labrador AFL Sports Club」の駐車場脇。


上の建物写真はフットボールスポーツクラブ。
下の写真は、その駐車場から撮ったもので右手奥にビゲラ・クリークにかかる遊歩橋が見えます。
その手前の左側にキラリと光るポールが「No.15」になります。

このスポーツクラブの場所ですが、google地図で「Babbidge st, Labrador QLD」と入力してください。
すると、中央に縦楕円のフットボール場が表示されます。
下記の航空写真はこれから散歩するビゲラクリークの全コースを抜き出していますが、右上隅がその出発点のフットボール場になります。
ここから、写真左中央あたりに見える自然林横の土塁までの往復コースとなり、片道1時間ほど、往復で2時間くらいになります。
鳥に出会って、写真など撮っていると少々時間を食ってしまいますので、3時間くらいみておいたほうがいいでしょう。
少し長いのでここでは半分にわけ、「Government Road(ガーバメント・ロード)」までを「下流」、その先を「上流」と分けています。
まずは、下流を見ていきます。

スポーツクラブはゴールドコースト・ハイウエイ沿いの「Labrador Park Shopping Centre」の裏に当り、このショッピングセンターは日本でいう社会福祉局にあたるセンターリンク(Centre Link:道路の向こうの正方形の白い屋根の建物)のはす前になります。
スポーツクラブでもショッピングセンターでも車は自由にとめられます。
航空写真に対応するエリアの地図をあげておきます。

いよいよ出発します。
google地図を見ながら散歩していきます。
正確なスタート地点は「遊歩橋」になります。
橋の上からクリークの上流を見る。
なかなかの大河?


「No.15」の奥に続く、遊歩道を進む。
クリーク沿いにコンクリートの遊歩道が、フットボール場を回りこむ形で整備されている。

クリーク沿いの松の木のバダラコキジバト。

また、ワグテールが尾を振りながら、歓迎してくれる。
実際には、前後左右を飛び回ってバカにしている。

ということは散歩している人は、バカにされている、ということになるが。

土曜日なら、フットボールの試合を観戦できます。


すぐに、「No.16」がある。
右に遊歩橋があり、抜けると Brown Street(ブラウン・ストリート) に通じています。
この橋の前後では、多くの鳥を見ることができます。
詳しくは「野鳥とあそぶ[続]:Superb Feairy-Wren」を参照してください。

ちなみに、橋の上にいるのはカラス。
いらない鳥。

橋からカルガモを撮ってみた。
遊歩道脇からクリークを覗き込んでいたら頭の上に何か降ってきた。
見上げたら、松の実でもたべているのだろうか、レインボー・ロリキートがいた。
レインボー・ロリキートはこのクリーク沿いには群れをなしている。
あまりに多いので興味がわかない。

覗きこんでいた先でみつけたのが、下の鳥。
中央右側、おそらくブラウン・ハニイーターであろう。

ここで出会えるのは、セイケイ。
下の写真をクリックしてみてください。
なかごろに、赤いトサカをつけた、黒いニワトリもどきがいます。
それがセイケイ。
うらやましいことに一夫二妻制とか。
そのため、一度絶滅の危機に瀕したが、狩猟禁止にしたところアットいうまに盛り返してきた繁殖力の強い鳥のようです。

対岸にはアイビスがいるが、これもクリーク全線で出会えますので、無視していい鳥の部類になります。

いやな声で、それも大声で甲高く聞こえたら、おそらくはノイジー・フライアーバード。
いわゆるアダチガハラのガイコツ鳥。

ついでにその弟分が、リトル・フライアーバード。
上の鳥。

遊歩道はこの先で左へ曲がり No.17 へと向かいます。
その手前の左側の家の方、草花植木が好きなのでしょう、自分の庭の花だけでなく、クリーク沿いの木々にまで、枝打ちしたりホースで水をやったりしており、手入れがひじょうに行き届いて、この辺は鳥が集まってきます。
その家の植木にノイジー・フライヤーバードがやってきたところ。

またこのカーブのところがカルガモの集まるところ。
ときどき、バギーの押した奥さんがパンを投げ入れている。
それを見て、バギーの子どもがはしゃいでいる風景に出会えます。
どこでも見られるほほえましい光景です。

カーブの先は公園だが、ウッド・ダックが散歩している。
こ鳥はダックだが、日本の分類ではカモでなくてガンになる。
クチバシが扁平ではなくとがっている。
この鳥、いつもいつもツガイでいる。
一羽でいるといったところを見たことがない。
集団でいるときは、ファミリー。
親鳥と子鳥の大きさが同じなので、数羽群れているかと思ってしまうがそうではなくファミリー。
よって、ある時期をすぎると、子鳥たちは離れていき、またツガイに戻る。

左に曲がると突き当たりの道路際に No.17 のポールが立っている。



この公園にいるのが、というよりどの公園にもいるが、マスクド・ラップウイング。
どう見てもこの顔は醜い。
人間の美の基準からすっぽりと抜け落ちてしまったという感じ。
ヒヨコはやたらと可愛いのだが。

舗装の遊歩道に沿って、公園を回ってみます。

遊具施設の横に、彫像が立っている。


その下に埋め込まれた銘板。
コンクリート遊歩道は Whiting Street(ウイテング・ストリート) に突き当たって終了する。
Whiting Street に平行に延びている細いアスファルト遊歩道に入り、クリークへ向けて「コの字」に戻る形で進みます。

クリークにぶつかったところで、舗装された遊歩道は終ります。
これ以降は、土道・草道(芝生道)の散歩となります。


上はWhiting Street からみたところ。
左手がクリークの橋のフェンス、右はアスファルト遊歩道の終点。
そこの橋の上からビゲラクリークの下流、つまり今来た方向を見てみる。
ちょっと川幅が狭くなったかな。
中河かな?
google地図写真で位置を確認してください。
<つづく>
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