2009年10月14日水曜日

アルパカ牧場:Alpaca Stud その2






● 寒そうなアルパカ



 Wikipediaで見てみる。

 アルパカは、南米大陸原産の家畜で、ラクダ科に分類される。
 極めて良質な体毛をもっており、古来、衣類をはじめとする生活用品への加工利用が品種改良の目的であった。
 その一方で、毛を採る以外の主だった経済的利用方法はqなく、荷役にさえも用いられなかった。


 近年のかけ合わせの合いの子かと思っていたが、そうではなく古くからある種とのこと。
 シラナンダ。
 ラクダというのは荷物を運ぶ種であるが、それには用いられず羊と同じ利用法だという。
 続けましょう。


 ペルー、ボリビア北部、チリ北部の、海抜およそ3,500---5,000mのアンデス湿潤高原地帯で放牧されており、アルゼンチンなどの南米南部にはほとんどいない。
 また、野生ではほとんどいない。
 現在はアメリカ合衆国やヨーロッパ、ニュージーランドにもたくさんおり、アメリカではペットとして飼っている人もたくさんいる。
 体長さ(頭胴長)は約2mほど、体高(肩高)は約0.95m。
 体重は50---55kg
 時速40km前後の走力をもつ。
 妊娠期間は約11ヶ月で、一産一子。


 50---55kgというと結構軽いのですね。
 これではパワーが出ない。
 荷役に使えるほど強靭ではないということのようです。


 上の前歯は無く、歯の代わりに硬質化した皮膚がある。
 下には牙のような目立つ歯が生えていて、短い草を噛み切って食べている。
 比較的近縁のラマ(リャマ)と共通するが、威嚇・防衛のために唾(つば)を吐きかけるという習性を持つ。
 この唾液には反芻胃(はんすう い)の中にある未消化状態の摂食物も含まれており、強烈な臭いを放つというこの行動によって危害を加える可能性を持った相手を遠ざける。
 常に群れをなして暮らし、1年中放牧されて、草や苔を好んで食べる。
 通常時は「フェ〜」「フェ〜」「フーンフーン」などといった鳴き方をするが、危険を感じると警戒の声を発する。


 さてさて、この家畜の唯一の利用法は毛を採ることであるが。





 毛を利用するために品種改良された家畜であり、その毛は今日でも広く利用されている。
 毛の太さは12 - 28マイクロメートル。
 アルパカの毛は刈り取るまで伸び続けるため、約2年間くらい切らずに放置しておくと地面に届くほどに伸長する。
 毛色はは「茶・黒・白・ネズミ色」の4種類に大分されるが、さらに細かく分けると25種類ほどにもなる。
  また、白色以外のアルパカの毛は染色のしづらく、そのため色のあるアルパカは飼育を敬遠される傾向にあり、絶滅のおそれが指摘されている。


 12---28マイクロメートルとは「0.012---0.028mm」である。
 やたら細い、超々極細。
 伸びる続ける毛、ということは上の写真だと前が見えなくなってしまうが。



 アルパカはもっぱら毛を利用し、その毛ででインデイオ伝統のマントやポンチョ、そのほかのさまざまな衣類を作り、自分達で着たり輸出したりしている。

 服飾業界において「アルパカ」の名は複数の意味で用いられる。毛について言う場合、たいていはペルー産のアルパカのものを指す。しかし、生地としてはより広く、アルパカの毛でペルーにて作られたものだけでなく、イタリアやイギリスののブリランテ(brillante.ch)などを混ぜて作ったものも「アルパカ」と呼ばれる。

 生地として最高級品質とされるのは、生まれて初めて刈り取ったアルパカの毛で作ったもので、「ベビー・アルパカ」と称される。

 南米古来の動物で毛を用いるのは、ビクーニャおよびアルパカ、ラマおよびグアナコの4種である。

 ビクーニャとアルパカはいずれも毛が重要視される が、アルパカの場合、毛の品質と量の点で優れており、ビクーニャは柔らかさ、きめ細かさ、希少さと高品質の点で珍重されている。グアナコの毛はビクーニャ より若干劣るが、量はやや多い。

 また、アルパカの蹄(ひづめ)は、擬音楽器として利用されることもある。

 アルパカについては概略分かったがどうも写真が?
 上の写真のこのアルパカの顔、どう思います。
 まるで「人面獣」。
 それが集団で向かってくるという下のビデオを見たときは、一瞬、気持ち悪くなったのだが。


アルパカのビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=yFctPUz7kIY


 先頭のアルパカなど毛が眼の上に覆いかぶさって、前が見えないのではないかと心配するほど。
 このビデオのアルパカの顔はさほどに人面的でないから、見慣れてくるとかわゆく感じます。


 どうも、アルパカにはいろいろ顔があるようです。
 ローズマウントのアルパカ牧場のアルパカは「美男美女」がそろっていますので、見ていて背筋がゾッとというようなことはありません。

 稿頭の写真は刈り込まれて、若干日時のたったアルパカですが、刈った痕が残っていますね。
 以前、羊の毛刈りをみたことがありますが、刈った後の羊はなんだか可哀想。
 風邪引かないかと同情してしまったほど。





 刈られる前のアルパカと、刈られたアルパカ。





 刈られたアルパカだが結構かわいい。

 インターネットを見ていたら、とんでもない写真がありました。
 「らばQ」から転載させてもらいます。


らばQ 毛を刈られたアルパカの衝撃的な姿
http://labaq.com/archives/51209020.html






 「ウファファファファー!

 さてさて、この牧場のアルパカはどんな姿だったのでしょうね。
 想像するだけで、面白くなってくる。

 「らばQ」からもう一つ。

那須のアルパカ牧場でどっさり写真を撮ってきましたが---あれ、あれ?
http://labaq.com/archives/51234734.html



 
Alpaca Studでは、いつもは静かに草を食んでいます。









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