2009年7月4日土曜日

GCマラソン:3kmモーニング・ラン


● 有森裕子と3kmモーニング・ラン



 ゴールドコースト・マラソンの前座イベントが行われた。
 今年はなんともあったかい。
 7時30分スタートのマラソン(ハーフは6時20分)だが、前日の今日のその時間、まったくもって暖かい。
 もし、明日もこの調子ならおそらく10キロもいかずに、汗だくになり、30キロあたりでリタイヤ続出ということになろう。
 といってもそこでやめるわけではなく、残りを歩くことになるであろうから、参加者にとっては「最低記録更新」というすこぶる有難くない栄誉が待っているということになる。




● じょじょに人が集まってくる。

 場所はサーファーズパラダイス。
 以前、同じここで「バスウエイ開通記念 ゴールドコースト=ブリスベン・ウルトラマラソン」が行われたことがある。
 朝5時、ビーチからスタートしたが、まだ日は出ておらず、ビーチは真っ暗。
 ただ、やたらと波の音が聞こえていた。
 強力な照明灯を2基用意し、それでスタートラインを照らしていた。
 ゴールはブリスベン川沿いのサウスバンクであった。
 3時半過ぎ、サウスバンクに廻った。
 5月のことであったが、3時を過ぎるとこの公園のお客は帰りはじめる。
 84キロ地点。
 あとゴールまで400m。
 ここには何人もの女性ランナーが1日走り続けて、ようやくゴールできる感激で涙を流し、動かなくなった足を引きづりながら、目の前の、でもそれが遠いとしか感じられない体をだましてフィニッシュへ向かっていく感動的な姿があった。
 このウルトラマラソン、42kmで5時間、ゴール地点では11時間を超えると失格になるルールがあった。
 「間に合った」、ゴール地点では泣きじゃくっていたランナーも多かった。


● ゴールドコースト=ブリスベン・ウルトラマラソンのコース

 ちなみに参考までにこのときのコースを簡単に紹介しておきます。
 ビーチを2キロほど走り、ザ・スピッツへの付け根で陸に上がり、GCマラソンの復路コースを逆向きに内海沿いをペリカン・シーフードまで行き、GCハイウエイに入ります。
 ムービーワールド前でモーターウエイをくぐってMac(ヘレンズベイル・マクドナルド)の前が21km。
 ここからはモーターウエイが建設されたとき、あわせて整備された東側の脇道を北上する。
 ローガン市のハイパードームという大きなショッピングセンターの横を通って、「エイトマイルプレインズ:Eight Mile Plains」というバスウエイの終点からバスウエイ(バス専用道路)に入り、サウスバンクのステーションから出て、サウスバンクの公園内を2kmほどでゴールというコースになります。
 このウルトラマラソンはアンザックデイ協賛で4人で21kmづつのリレーもあって、それには、アーミーが擬似鉄砲を担いで軍靴で参加していた。
なを、ハーフマラソンはこのバスウエイの折り返しで行われ、フルマラソンはウルトラマラソンに席を譲って開催されませんでした。


● ウルトラマラソンのコース高低図
  65キロを走ってきて見上げるような50mの上りコースがある。
  これはまじにきつい、きつすぎる。
  ここは一般ランナーの誰もが歩いていた。
  が、本当にきついのは下り。
  まじにヒザの関節に荷重がかかり、とんとんと足をつくたびに痛みが出る。

 はじめてGCマラソンのスタートを見たときのことだが、冬場の朝の7時はすこぶる寒く、ランナーの多くは上着をひっかけ、スタートとともに付き添いの家族に脱いだ上着を渡していた。
 そういうサポーターのいない人はどうするか。
 ゴミ袋を上と左右を少し破ったポリ袋をかぶって、スタート列に並んでいた。
 ゴミ袋の上に頭が載っているというなんとも愉快な恰好。
 コゲ茶と白のポリ袋人形の行列である。
 号砲が鳴って長い列がナマズのように動きだす。
 そして、ランナーがいなくなったスタート地点には、あちらこちらに、このゴミ袋が散乱していた。
 どこでも見られる、市民マラソンの寒空の下でのスタート風景である。
 それが、このマラソンの第一印象「サムーイ」であった。

 が、年々暖かくなり、冬でありながら夏マラソンのような雰囲気になってしまい、恒例のゴミ袋スタイルには昨今とんとお目にかからなくなった。


● 有森裕子の挨拶

 さて、たった3キロ。
 ビーチランとあったので砂浜を走ると思ったが、そうではなく歩道であった。
 でもその前に準備体操を。




● この遊歩道を1.5キロ走って戻ってくる

 いよいよスタート。
 ビーチ沿いの歩道には距離道標がちゃんと立てられている。
 この歩道、朝方は多くのウオーカーやジョガーでにぎわうところ。
 観光に力を入れるお役所もそれように、環境をしつらえてある。
 有森裕子を先頭に走り出す。




● いよいよ、スタート

 せいぜいのところ、20人30人くらいだろうと思っていた。
 ところがなんとなんと、途切れることなく列が続く。
 オーオーすごい。
 この狭い幅の歩道に人が溢れている。
 300人くらいはいただろう。


















● いるわいるわのランナーたち

 3キロだ、何とかなるだろう、私も走りだした。
 でもやはりダメ。
 1/10ほどの300mくらいでリタイヤ。
 足に負担がかからぬようにと、ゆっくりゆっくりだったのだが。
 しかたない、ブラブラと歩きにする。


● 600mの道標

 あらら、折り返してきたランナーに遭遇。
 やむえないと私もここで折り返す。
 実際は、救われた感じ。














● 復路は列が長くなる。旗が最終ランナー。

 もときた道を、600mならわずかな距離。
 でも、スーと先にいってしまったランナーを追うのはいかにも惨め。


● 帰りがけに撮った道標
  左右対象というのはまるで面白くないが、別々だとちょっと振り返ってしまう。


 ゴール地点にもどったら、皆はビーチに出てストレッチをしていた。
 3キロを1時間で走るのかと思っていたが、走った前後の体操とストレッチを含めての1時間。
 やっぱり見るだけでいい。
 でも3キロとはいかないが、往復1.2キロは歩いて走ったのだ。
 





● ストレッチの後はお日様に向かって、ウーラー


 マックのブレックファーストは昔から決まっていてホットケーキ3枚、バター2ケ、メープルシロップ1ケ。
 バターと砂糖の塊みたいなもの。
 頑張って、がんばって、ガンバッテ、負けるなデブ。
 「めざそう、肥満大国へ」

 マックの前にハトがいた。
 そのマダラがなんともおかしい。
 ついつい写真を撮るのに追い回してしまった。


● なんといおうか、変な模様



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